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天使とお茶会(第二夜)

 このお話は月花さんの『天使とお茶会』のイメージワークに対して、こちらで出てきたイメージにアレンジしてノベライズ(?)したものです。
 前回のお話(第一夜)はこちらです。

 はてさて、『わたし』とルーファの不思議な旅、次は一体どこに……?
 天使とお茶会 第二夜の月花さんのテキストはこちらになります~。



 以下別窓で本文(第ニ夜)へGO!↓
 
 



 




 木の扉の向こうにあったのは、明るく澄んだ空の青。地面がなく、ただただ空中にいる状態―……なんだけど。 
 わたしと日本鹿のルーファは落ちることなく、その場に立ったままの状態。浮いてる、というよりもそのまま地に足がついてる……といった感覚。
 
 目の前を強風が吹き荒れ、大なり小なりの真っ白な雲が流れていく。その中でひときわ大きな雲が通り過ぎた後、朽ちた神殿がある浮遊島と、一人の天使が見えた。
 そこから自分の方へと階段がのびているものの、ところどころで崩壊して途切れている。その階段の一番上段に天使が座り、こちらを見て笑っていた。
 黒い短髪の白い翼を持った20代前半の青年で、白いTシャツにデニムジーンズ、スニーカーというラフな格好……どう見ても自分はミカエル様にしか見えないんですけど。

「神殿でお前を待っている!俺は先に行くぞ。それと、ついでにこの浮島を甦らせてくれ!」
 またあとでなー、と言って大きく高笑いした後、彼の姿はそこから忽然と消えてしまった。

(おいおいマジかよー……)

 心の中でぼやきつつ、わたしは自分の頭の中でイメージを作り出し、壊れて途切れた階段と神殿を修復すると、ルーファといっしょにそれを上っていく。意外と軽い足取りで進んであっという間に到着した。
 階段の向こうにあったのは、綺麗に復元されたコリント様式の真っ白い神殿と、緑の芝生に小鳥たちが翼を休め、石柱が等間隔に並んで点在していた。
 辺りをぐるりと一周し、散策してから神殿に入ると、その奥まった一室にミカエル様が絨毯の上に横たわっていた。彼がいる手前には、たくさんのお酒や飲み物、お菓子や果物がずらりと並んでいる。
「お疲れさん、好きなもの食べて飲んでゆっくりしんさい」
 わたしたちは彼の傍に座ると、お茶と果物を手にとっていただいた。
……つうかミカエル様、なんで口調が(うちの地元の)方言入ってるんですか(汗)、なんかこっちから話しかけづらいんですけど。 
「しっかしおまえねぇ……アレをあっさりと復元させるとはおもわんかったわー。なかなかやるのー」
 わたしとルーファはゆっくりと果物と木の実を食べつつ、彼の話を聞いていた。
「あ、そうだ。そこにあるのから、一つ選びんさい」
 彼が指差した方を見ると、壁いっぱいにいろいろな武器や楽器、宝箱が整然と並べてあった。
 その中に、さっきまりあすさんの姿をしていたガブリエル様が持っていたのと、同じ型のライアがあった。
 わたしはそれを手に取ってみると、しっくりとなじんで持ちやすい重さで、弦もすべてピンと張られていたので、このライアには何か不思議な力が宿ってるのじゃないかと感じた。
「おー、それ選んだか、その琴結構いいんだぞ。神殿を直してくれた御礼に持ってってええよ」
 笑顔のミカエル様からライアを貰い受けると、彼はわたしを手足ばたばたさせるくらいきつく抱きしめた。
「そろそろ時間だな。また何かあったらここに来ていいぞ」
 彼はわたしたちが来たのとは反対側にある扉を指差すと、わたしとルーファは ありがとう。またね、と一礼した後、その扉へと向かっていた。 




 To be continue...
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